天気寺悪酢

軽い放置プレイはいかがでしたか?今日は楽です.3時限onlyです.

昨日とかは結構鬼で,1〜3時限まで授業で,14時半くらいから輪講2本,さらに21時から輪講というスケジュールでした.おかげで明日までのレポートが進んでない・・・.もっと早くやっとけよって話なんですけど.

でまあ頑張ってるんですが,修論テーマに向けてプロジェクトに配属されるのが5月の連休明けくらいらしく,オレはバイオ系のプロジェクトに行きたいなと,若干心を決めた感じで.バイオって言っても,生体工学バリバリのごついこととかはたぶんやらず(やるなら嫌だ),たんぱく質はこんな配列で,とかその程度のような感じです.

今やってる輪講で,バイオ関係の論文が2本あったんですが,それがかなり面白くて,片方ではLCSを求めるアルゴリズムが出てきました.スミス・ウォーターマンっていうらしいけど,オレは違う名前で覚えてたんだよなぁ.

スミス・ウォーターマンは,長さがmとnの二つの文字列のLCSを,O(m*n)で求めるってやつなんです.大体の動きのイメージとして,二次元の表を左上から埋めていく感じなんですよね.で,あるフィールドは,それの上と左と左上のフィールドにしか依存しないんで,それら3つが分かれば,次のフィールドを埋めれるんですよ.これで何が美味しいかっていうと,依存関係がない部分は並列処理ができちゃうんで,斜め方向のフィールドをいっぺんに埋めれるんですね.左上から,右下方向に,ひとつずつずらしながら.

そうすると,プロセッサがmax(m,n)個あると,実行時間がO(n+m-1)になると.すげーわけです.

もう一個の論文もすげー面白くて,「反応の依存関係を調べる」みたいなテーマなんですけど,そのためにグラフとpqを使うんですね.pqには,反応を,それが起こる確率をキーとしてぶっこんで,確率の低い方から取り出してくるんですが,この辺をソートして実現したり,もしくはグラフアルゴリズムの方面からアプローチできないかと,考えてたわけです.結局良い方法は思い浮かばなかったんですけど.

でも今までやってきたことともリンクするし,ハードウェアとバイオっていう2つのオレ的未開拓領域にも踏み込めるんで,これはいいかなぁとおもっちょるわけです.脳みそが爆発しそうですけど.