富士SW裁判
当然な訳ですが。
問題点を思い出してみました。
- サーキットへの移動はシャトルバスのみ。自家用車はもちろん徒歩も禁止。しかも途中の道路がバスの重量オーバーで陥没。
- トイレ少なすぎ。渋滞(人も車も)のせいもあって、女性だろうがなんだろうが野グソを強いられる。
- 客席からレースが見えない(笑)。観客席の設計するときに、CADツールで追加した席のラインを引くのを忘れた。
- 横断幕全面禁止。のはずが何故かトヨタのフラッグがでかでかと。。。
舐め切ってるわけです。そもそもの問題点は、トヨタのプライドにあったんじゃないかと。こんな大規模なイベントを初めてやる(というか客と直に接することすらほとんどない)企業にしては傲慢過ぎたと思う。鈴鹿(つまりHONDA)側がサポートするっていう話があったのに、それを断ったのはトヨタ。F1に参戦してからずっとですが、モータースポーツをただの広告として使ってるとしか思えない。実際そういうつもりかどうかなんて関係なくて、そう見えてしまうことに問題があります。1万円弁当なんてその典型。レースが好きで、レースのために来てる人たちがそんな弁当買うわけないし、そういう金儲け主義的な一面がイベント中に散見していることに腹を立てることなんてすぐ分かるのに。それが出来ていないのは、トヨタとか富士SWの偉い人たちに、レースイベントとして成功させる、レースファンを楽しませる、という発想がないからだと思います。
F1は他のどんなスポーツよりも政治色の強いスポーツ。世界の有名企業が、直接金を出して自分のチームをもって、自分のマシンを作るのだから当然です。そして、ファンがそれを楽しむ部分も確かにあります。ただ、自由経済活動じゃなくて、スポーツなのだから失ってはならない魂というのが間違いなくあります。それがジョーダンやミナルディ、スーパーアグリにはあった。金が無くても遅くても、応援したくなるんです。トヨタさん、何故だか分かりますか?
ドライバーやエンジニア、そしてオーナー自身もが、ほんとにレースが好きなんですよ。それがヒシヒシ伝わってくる。じゃないと、金も無くてテレビにも大した映らないのに、ハードワークをこなして命がけでレースなんて出来ないでしょ?トヨタにはそれがない。プライドを持つことも大事だと思いますが、F1がプロスポーツであることを忘れないでください。ファンという存在を。プライドを持つなら、ファンを楽しませるというプライドを持って欲しいと思います。
去年の大失態を挽回するには、この先何年も、鈴鹿以上のレースを開催し続ける必要があると思います。それ位に、F1世界では、富士SW、そしてトヨタの(俺的)評価が低いということを忘れずに。
隔年だから比較されやすいしね。今年の富士SWへは行きませんが、来年の鈴鹿は行くつもりです。その次の富士SWはまだ決めてないので、オレが行きたくなるように、今年成功させてくださいね。
偉そうなのは仕様です。