2

帰省の移動中に読んだ小説を二つ。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

やっぱり伊坂が好きだ。ちょっとオシャレで気取った感じの文体が心地良い。中身がとてもしっかりしてるので安っぽくないし、とてもさりげなく可愛いセリフや描写があって、バスの中でもニヤッとしてしまった。

この作品は、ミステリ的な要素は前提としてあるだけで、謎解きとかを楽しむ作品じゃない。前に読んだ祈りとアヒルに比べるとあっさり終わった感満載。序盤から中盤は楽しめたのだけど、終盤は物足りなかったなぁ。伊坂っぽい作品だけど、他の2つの方が面白かったです。

告白

告白

話題の新人の本らしい。クリスマスのサブプレゼントで買ってもらった。

深みがある作品のなのかもしれない。自分にはよく分からなかった。とにかくぶっ飛んだ人達ばっかりなので、喜劇みたいな印象を受ける。倫理観がどうとか言う割に、話は全然シリアスじゃない。作者の狙いは分からないけど、倫理?んなもんしらねーよ!っていう面白さはあるな、と思った。皆殺したい人を殺してるからね。amazonのレビューにあるような真面目な議論をする作品じゃないと思うんだけど、違うのかなぁ。中学校の先生のコメントは読んだけど。