生命誕生の科学
- 作者: スチュアートカウフマン,Stuart Kauffman,米沢富美子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
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これは面白い。利己的な遺伝子並み。いやー、この分野はほんと楽しいですね。
カウフマンが語るのは、生命が誕生したメカニズムの話。一般的には、生命が誕生したのは奇跡だ!ありえないことだったんだ!ってことがいわれますが、この本では、生命は誕生すべくして誕生したんだ!僕らには家があるんだ!ということを伝えようとしております。原題が"At Home in the Universe"といって、俺はこれすげー好きなんですが、なかなか日本語でいい感じにするのは難しいですね。
で、主張の根拠は何かというと、複雑系です。この本はかなりゆっくり進んでいくので、複雑系の入門書としてもいいのかなと思ったりもします。前提知識なくても読めます。長いけど。
分子の多様性がある閾値を超えると、自然と自己を触媒できる化学反応のネットワークが誕生する、ってのが主な根拠になります。これは数学的に説明されています。厳密さは欠いてますが、エッセンスは読み取れます。
ま、また書きます。眠い眠い。